2017.10.21

「元気に食べてますか?」@八戸

「元気に食べてますか?」@八戸の現地実践報告をさせていただきます。

まず準備段階での日程調整において、10月の連休に八戸での開催が決まっていた全国レベルの医学会である『NPO在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークin八戸2017』とのジョイント開催を目論んだのですが、WJ主要スタッフとの日程の都合が折り合わず、やむなく10月21日(土)の開催日に落ちつきました。次に会場の選定が難航しました。時期的に寒気が障害となる10月中旬に人通りが見込める場所として挙がった候補地が、いずれも確保困難で、第4番目の候補だった「八食センター」の屋内ホールを会場とすることに決し、幸いにも開催日当日の、生憎の雨模様による冷気を凌ぐことができたのでした。

次に難題となったのが、市民参加を促す人集めのPR活動でした。従来の活動にも参加しておられた協賛メーカーの方でも、自発的に取引先のドラッグストアーの客層に働きかけて、参加者を多数募ってくださいましたし、2週間前に実施された全国規模の医学会における市民公開講座でも、東口先生自らが講演の中で、社会栄養運動の意義を啓発してくださいました。

「WAVES」本番の会場では、地元八戸出身の歌手「吉岡リサ」さんが、栄養ケアステーションの日常活動の延長線上で、前座としての音楽療法を御披露目してくれましたが、その地元開催の自らのリサイタルの中でも時間を作ってくれて、「WAVES」 PR活動への協力を企画してくださいました。実践活動の前に行われた東口先生の講演では、すべての参加者が話に集中している姿が印象的でした。また何といっても市民参加の決め手となったのが、我が美保野病院が開院して以来約30数年間続けてきた地域保健活動の集大成と位置付けた「WAVES」本番の催しに、150名を超える一般市民参加者の動員を導けた事前の健康教室でのPR活動の成果こそが、特筆すべき今回の目玉だったかなと(個人的には)大きな達成感を得ました。

目前の運営準備には当院の栄養管理科の面々(女性陣)が、底知れぬパワーを発揮してくれたことで、女性活躍社会の有り様を見せ付けているような活躍ぶりでした。日頃、地域の健康教室の運営に当たる健康管理センターの市民誘導には、溜飲を下げる程の熟年パワーでありましたし、地元スタッフとして当日の運営を縁の下で支えてくれた当院の医療介護スタッフの動きには、院内外での「NST」活動実践の理解度と成熟度が実感され、実行委員長として感謝の念にたえません。

当日も、手狭な会場・急峻な階段の誘導・大勢の市民参加者の短時間誘導等の様々な懸念材料があったにもかかわらず、結果的には大きな混乱や怪我人の発生もなく、整然と恙無く誘導できたことには、偏にスタッフの皆様の経験に基づく御協力の賜物と、伏して感謝申し上げる次第です。

当日参加された方250名が、みな「今日来てよかった」「ありがとう、ありがとう」と笑顔で感謝され、スタッフ一同、充実感と心温まる思いをいたしました。関係各位の多大な御支援の下で、拙い運営ながらも、縄文の香り漂う八戸の食のワンダーランド八食センターでの「元気に食べてますか?」@八戸を実践できたことは「Social Nutrition」 啓発活動を継続・拡大し続けるモチベーションになれたものと確信しているところです。今回の実践活動の経験を糧として、さらなる地域の健康増進を目指し、一層の飛躍を図りたいと思います。

神無月の雨模様の中、全国津々浦々から集結していただいた「栄養の神々」の今後の御活躍をお祈りします。

総合リハビリ美保野病院
西山 弘文